てくてく坊主 熊野参詣その35

二日目 大雲取越

那智大社から那智高原休憩所へ。
那智大社から石段を登りました。那智高原休憩所は整備が行き届いて、きれいな所でした。

舟見茶屋へ。
木々の木漏れ日が石段を照らしキラキラするなかを歩きました。正直、歩くのが一杯で周りの雰囲気を味わうまでの余裕はありせんでした。相変わらずヒーヒー言いながら歩いていると『舟見茶屋跡、休憩所』の看板があり、少し奥まったところにそれらしい所があったので行ってみると驚きました。絶景!青い空、熊野の山々、熊野灘、そこに浮かぶ船。まさに舟見茶屋なのです。繊細かつダイナミックな景色。雄大な自然。熊野信仰はまさしくここでなければ生まれなかったと十分に納得できるものでした。

地蔵茶屋へ。
山道をひたすら歩きました。山道にも色々あるんですね。ある程度整った石段、ランダムな石段、苔のあるなし、水が流れる段、道を塞ぐように杉が倒れている等々、よくもまぁ個性的な道があるもんだなと。こっちはてんてこ舞いです。昔の人はワラジで歩いたんですかね。信じられないです。

越前峠へ。
急な登り坂が多く難儀でした。ホントに。

小口へ。
ほとんど下り坂。ひたすら下りなのですが、下りも足にくるのです。特に太もも。フラフラです。足首もランダムな石段にもっていかれるので負担がきます。登りは登りで辛いし、下りは下りでキツいのです。不平不満ばかりです。勝手に歩いて勝手に文句言ってるわけですからふざけてますね。
そんなこんなで小口に到着!

今日、大雲取越をしたわけですが、誰にも会いませんでした。生き物は大きなガマガエルを足元に見つけビビったぐらい。もうちょっと人がいるかと思いましたが意外でした。
今日の夜、夢枕には熊野権現が現れるのでしょうか?楽しみです。