てくてく坊主 熊野参詣その41

第三日目
小雲取越

桜茶屋跡へ。
大雲取越よりは歩くやすい道でした。小一時間歩くと桜茶屋跡に着きました。

百間ぐらへ。
整っていて歩きやすい道をまた一時間くらい歩くと、待っていたのは熊野の山々が連なる絶景でした。快晴だったこともあり青と緑のコントラストが素晴らしく、感動的な景色でした。

請川へ。
熊野古道を3日間歩きましたが、素晴らしいのがゴミが一つも落ちていないこと。ホントに一つも落ちていないのです。
熊野川が眼下に見えはじめ、広々とした川原まで降り立ったら小雲取越のゴールです。

川湯温泉へ。
そこからは一般道を歩きました。隣には大塔川が流れていました。水が澄んでいるからなのか水深があるところでは青く見えました。この川の変わっているところは、川から温泉が湧き出ているところがあり、夏と冬は穴を掘って入る仙人風呂という川原露天風呂に入れるらしいのです。川の青いところは温泉の成分の影響もあるのかも知れません。

今日のコース自体比較的楽だったことと、三日目にしてなんとなく歩きのコツがわかってきた感もあり快調に歩けました。古代から熊野を詣でた人々は何に思いを馳せ歩いたのでしょうね。一遍上人は念仏を称えお札を配り全国を歩く生涯を貫きました。ただ事じゃないことはよくわかりました。ちなみに昨晩夢枕に熊野権現は現れませんでした。明日熊野本宮なので今晩きますね。