平成28年度 初不動尊祭礼 村澤丈児・村澤さをり奉納演奏

春も少しずつ近づいてきました。
毎年恒例2月28日の法蔵寺初不動尊祭礼、今年も例年通り、もしくはそれ以上に盛大に厳修いたしました。
昭進堂のお供物、七福神のあられ、たくさんの御神酒をお供えして不動講中の皆さんの家内安全、無病息災、商売繁盛、交通安全、所願成就を祈願しました。
皆さんのよりよい一年になれば、お不動様もお喜びになられることかと思います。

今年は法要の後に、法蔵寺総代辻家姉弟による空手演舞と村澤丈児・村澤さをりさんによる尺八、琴の邦楽演奏のご奉納をしていただきました。
お不動様は、仏法に敵対する事を力ずくで止めさ、外道に進もうとする者はしょっ引いて内道に戻すような勇壮な仏様ですので、勇ましい武道の演舞はこの初不動尊祭礼によくマッチし、この法要の雰囲気をより猛々しいものにしていただいたようでした。小さい子供の演舞だと思って舐めてもらっては困ります。鋭い視線と声、切れのある突き、蹴りは大人顔負けの素晴らしいものです。また来年、お二人の成長を見れればお不動様もこの上なくお喜びかと思います。毎年ありがとうございます。

村澤丈児・村澤さをりさんによる尺八、琴の邦楽演奏は空手の勇ましい雰囲気からガラリと変わり、本堂内の静寂のなかから繊細な調べを本堂に響かせていただきました。曲の前後に村澤さんの解説があり、雅楽、邦楽、楽器のこと知った上で曲を聴けたのでより理解が深くなりました。皆さんも『初めて聴いた。感動した。』と話されていました。物悲しいような日本の原風景が見えてくるような尺八の音色、皇室を感じされるような雅な琴の音色、また繊細だけど迫力があり一つ一つの音の輪郭がくっきりと輝くような尺八、琴の音色。本当に素晴らしく、感動しました。私も初めて聴きました。こんな素晴らしい音楽が日本にはあるのになぜ日本の学校教育で雅楽、邦楽に触ることも、聴くことも一切ないのかわかりません。どういうことなのでしょうか。ベートーベンの前に、ピアノの前に、聴くべき、触るべきだと思いました。生演奏で聴くべきです。(すみません、熱くなりました汗) 演目は春の海、他2曲。

その後は、直会。
八文字屋さん、むらかみ亭さんにお世話になりながら今年も盛り上がりました。
もちろん法蔵寺自慢の新潟の銘酒を取り寄せました。今年も所願成就達成のために、皆さん足がふらつくほど御神酒をたらふく召し上がっていただいたようでした。
これでご利益ないわけがないですね。ありがたいありがい合掌。

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