2月28日今年も法蔵寺初不動尊祭禮を大勢の講中の方々にお詣りいただき、執り行いました。
今年は大雪で境内にたくさんの雪が残っているなかでの法要でした。
不動明王は悪魔を降伏するために恐ろしい姿をされ、すべての障害を打ち砕き、おとなしく仏道に従わないものを無理矢理にでも導き救済するという役目を持っておられます。
お姿は、目を怒らせ、右手に宝剣を持ち左手に縄を持つ大変恐ろしい姿をしておられますが、そのお心は人々を救済しようとする厳しくもやさしい慈悲に満ちております。
お不動さんのご利益で今年も平穏無事、厄除招福で元気に過ごしましょう!
不動尊祈願法要を勤修しみなさんに御札をお配りした後、今年も演舞を奉納しました。
フラメンゴと空手の演舞です。
フラメンゴは及川いずみさんと竹内めぐみさんが御本尊の阿弥陀如来の前で、躍動的な演舞を披露してくれました。細かくリズミカルな独特のステップは力強く心地良い足音でした。
続いては、空手の演舞です。
空手は法蔵寺総代の辻泰祐さんのお孫さん、辻葵生ちゃん(7歳)、辻晃生君(6歳)に奉納していただきました。
お不動さんの厳しい威厳のある姿を讃えるこの祭禮に空手の勇ましさはすごくマッチしていました。
幼い二人の演舞でしたが真剣な表情に皆が感動しました。ありがとうございました。
奉納演武が終わり、恒例の直会です。
今年は例年と大きく異なることがありました。
毎年、直会で出張むらかみ亭としてお寿司を握っていてくれていた村上恒一さんがお亡くなりなったことです。
初不動尊祭禮はこの直会が楽しみで講中の皆さんが集まっていると言っても過言ではありません。(それこそお不動さんに怒られますが)
その楽しみを作っていてくれたのが村上さんです。おいしいお寿司とあの明るい笑顔がないのは寂しい限りです。
奇しくも村上さんの葬儀と初不動祭禮が同じ2月28日に執り行われました。
不思議な縁を感じます。
お不動産の横で村上さんがいつもの笑顔で見守ってくれていると思います。
村上恒一さんの極楽浄土でのご冥福をお祈りします。
そして、ありがとうございました。
南無阿弥陀仏