3月15日、涅槃会(ねはんえ)ダンゴ撒きを執り行いました。
本来、涅槃会はお釈迦さまの命日である72月15日に行われますが、法蔵寺では3月に涅槃会の法要を行っています。
涅槃会は、4月8日の降誕会(ごうだんえ)、12月8日の成道会(じょうどうえ)と並び、お釈迦さまを尊ぶ大切な仏教行事です。
「涅槃」とはサンスクリット語でニルヴァーナと言い、すべての煩悩の火が吹き消された状態、すなわち安らぎ、悟りの境地を指しています。また、生命の火が吹き消されたということでもあることから、入滅、死去を意味し、お釈迦さまが亡くなられたことを「涅槃に入る」と表現します。その様子は「涅槃経」という経典に記されており、それに基づき描かれたのが「涅槃図」なのです。
その涅槃図を掛け、お釈迦さまの涅槃の姿を見て、お釈迦さまを偲びました。
ダンゴ撒きと、書院でのダンゴ振る舞いをしました。
みなさん、大変おいしそうにおいしそうに召し上がってくださりました。