お釈迦様の生涯 ①誕生

お釈迦様の生涯をダイジェストでお伝えします。全五回①誕生、②出家、③悟り、④伝道の旅、⑤入滅に分けてご紹介します。今回はほんとに触り程度す。お釈迦様の生涯を伝えるもの自体が教えなっているので、一度しっかり本など読んでみるといいと思います。

まず、お釈迦様の名前について。お釈迦様、釈尊、ゴータマ・シッダールタと呼ばれます。また、仏陀とも呼ばれますが、『仏陀(ブッダ)=目覚めた人、悟った人』という意味があり、それゆえにお釈迦様を仏陀と表現することもあります。いろんな呼ばれ方をするので名前で混乱する方もいるようですね。本名はゴータマ・シッダールタ(ゴータマは最上の牛、シッダールタは目的達成の意)です。
そのシッダールタ(=お釈迦様)ですが、インド北部、現ネパールの小国カピラバスツの釈迦族の王子として生まれました。父は国王・浄飯王(じょうぼんのう)、母は摩耶夫人(まやぶにん)です。ある夜、摩耶夫人は、夢を見ます。兜率天という天界から六本の牙のある白い象が舞い降りてきて、摩耶夫人の右脇からおなかに入っていったという夢です。そして偉大な子どもを身ごもったと知ります。お産で実家に里帰りする途中、ルンビニー園で産気づき右脇からシッダールタが産まれました。シッダールタはいきなり7歩進んで、右手で天、左手で地を指し、「天上天下唯我独尊」と宣言しました。
4月8日がお釈迦様の誕生日です。全国寺院で『花祭り』や『灌仏会(かんぶつえ)』『降誕会』でお釈迦様の誕生をお祝いします。お釈迦様誕生のときに、甘露の雨と美しい花々が天から降ってきたという伝説から、花祭りなどには花で飾り、誕生したときの姿のお釈迦様に甘茶を掛けるのです。

三春町仏教会和合会 花祭り 稚児行列

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